【活動レポート】「アトリエ よーぴく - 絵の具でつくるアニメの美術 - 」~2025 Winter~』を開催いたしました
2025年1月19日にYostar Pictures主催イベント『「アトリエ よーぴく – 絵の具でつくるアニメの美術 – 」~2025 Winter~』を開催いたしました。
今回で2回目となる背景美術の基礎を本格的に学べるワークショップ。当日の感想を講師の齋藤緋沙子さんと参加者の皆さんに伺いました。
<ワークショップ内容>
【お話】
アニメ制作のワークフロー、背景美術の役割について、世界観の設定・基礎技術の大切さについて
【ワーク】
実習:2色グラデーション
⇨描き方を教わらずに描く
⇨基本的な道具の使い方を聞きながら描く
実習:3色グラデーション
⇨背景資料から自分が描きたいアングルを選ぶ
⇨アングルや表現したいことを意識しながら3色グラデーションを描く
⇨描き上げた背景にキャラ画を載せて完成!
■『アトリエよーぴく -絵の具でつくるアニメの背景美術-』を開催してみて
(講師:齋藤緋沙子)
ご参加者の3人から、アニメは観ているけどアニメの仕事については知らないことが多いとお聞きして、そんな中で背景美術に興味を持っていただけたのが嬉しい!と、まず思いました。
また、皆さん自分の好きなものをしっかりと持っていたので、進路を迷っている方、アニメ以外の道に進むことを決めた方、それぞれがどの道に進んでも大切してほしい「考えながらつくる」というワークショップで伝えたいメッセージが一層伝わる方々と感じて、開始前からワクワクしていました。
当日は、皆さんがたくさん相談をしてくれて、最後の最後まで意欲的に取り組んでいただいて、教える私もずっと楽しくて、指導しながら終始感動してしまいました。
実習が3色のグラデーションに入ってからは、仕上げたいビジョンを持ちながら描き、上手くいかなかった時の解決法をそれぞれが自分で考えて選んでいたのが本当に印象的でした。
使い方の説明を受けたカラ刷毛をあえて使わず平筆で仕上げてみたり、グラデーションの間に丘を描いて全体のバランスを取ってみたり、ラスト一枚まで自分の納得がいく描き方を模索してチャレンジし続けたり、それぞれが自分が何を描くかを意識して、自分の描きやすさを自分で考えて描くことは、まさにワークショップで体験して欲しかったことでした…!!
今回のワークショップでの経験が、ご参加者の皆さんの作品の表現力を高めるためにお役立ていただければ幸いです。私自身もたくさん楽しく学ばせていただきました!
この度は、ご参加いただき有難うございました!!!
(講師:齋藤緋沙子)
■ご参加者の声
◯ ほんの数時間で成長が目に見えて嬉しかったです!!!
◯ 雑談と講義、絵を描くバランスが良く、スタッフの方の対応も良く、楽しく過ごせしっかり学べました。
◯ サポートいただきながら、どうすればいいかなどのアドバイスも1人1人丁寧に行ってくれ、細かいところの配慮が多くストレスなく体験に集中できました
◯ 作品によってタッチを変えているお話がとても興味深かったです。
◯ 最初は描き方を教わらずに描いて仕上がりはあんまり…という感じでしたが、やり方を知り、回数を重ねるごとにコツをつかんで、最終的にはうまく行ったのが嬉しかったです。
◯ 作品によって同じ色でも(例えば青とか)明度や彩度によって異なるということ。木や雲を描く際はランダム性を意識することや、どうやったらうまくぼかすことができるのか、アニメーションを作る手順などが参考になりました。
◯ 4時間があっという間に過ぎてしまうほど楽しいワークショップでした。普段生活して居るだけでは知ることのできないことを体験を通して学ぶことができ、自身の知見が広まりました。
当日のイベントの様子をダイジェストにして、Yostar Pictures公式YouTubeにて公開中です。
こちらも併せてご覧ください。
講師紹介
YOSTAR PICTURES
齋藤 緋沙子(美術・背景)
<YOSTAR PICTURES スタッフページ>
https://yostar-pictures.co.jp/staff/detail/2170/
<第一回目ワークショップインタビュー>
https://yostar-pictures.co.jp/news/detail/2245
<取締役 稲垣 亮祐との対談>